多くの方にとって、家は一生に一度の貴重な出来事。動く金額も大きく、失敗したからやりなおそう、と気軽に流せるものではありません。だからこそ家を購入するにあたっては、決して後悔のないようにしたいものです。今回は家づくりをお考えの方に、新築一戸建てを購入する際の注意点や、知っておきたいポイントについてご紹介いたします。
■家を買うベスト・タイミングはいつ?
まず一戸建てを購入する際に迷うのが、そのタイミング。国土交通省の統計によると、一戸建てを購入する世帯主で圧倒的に多いのが30代で、次いで40代、そして以降は年齢が上がるごとに減少していきます。
30代というとご家庭を築かれたり、お子さんを授かったり、あるいはお子さんが幼稚園あるいは小学校に入学するなど、家族構成や生活環境が変化を迎える時期です。また将来の生活設計を考えた時に、この時期に住宅を購入しておいたほうがセカンドライフを迎えるにあたり、財政面でも安心できるとお考えの方が多いようです。
■まず取り掛かるべきは、エリア決め
新築一戸建てを購入するにあたり、おさえておきたい条件がいくつかありますが、まず大切なのはエリア決め。
30代〜40代でしたら仕事のキャリアも充実し、責任も大きくなってくる頃です。共働きのご夫婦も多いことでしょう。一方、子育てを考えると、豊かな自然環境や、保育園・幼稚園・小学校や、病院が近場にあるに越したことはありません。
通勤のアクセスの良さをとるか、子育てを大事にするか、あるいはそれらを両立させるか。何に重きをおくか価値観はさまざまですので、エリア選びは熟考しましょう。
また、先月は台風により各地に甚大な被害が生じましたが、地球温暖化により自然災害は年々厳しくなる一方です。地盤の堅牢さなど、災害に強いエリアであるかどうかも、大切なポイントとなるでしょう。
■必要な広さを見極めよう
もう一つの大切なポイントは、広さ。車をすでにお持ちの方、あるいは通勤のためにこれから購入しようとお考えの方には、駐車スペースが必要です。子育てを充実させたいのならば、お子さんがのびのび遊べるデッキや庭も欲しいところですよね。
一戸建ての購入当時は考えていなくとも、はからずもご両親と同居することになったり、うれしいハプニングとして2人目・3人目のお子さんを授かるという例も多いので、敷地面積・延べ床面積ともに余裕をみておくのが理想です。
「エリア」「広さ」は、一戸建てを購入する予算配分を考える上でも重要なポイントです。例えば通勤のアクセスの良さを重視して駅近の人気エリアに予算を割くか、多少アクセスの面では劣って駅から離れていても、広さや自然環境を重視するか。資金計画と、叶えたいライフスタイルをすり合わせながら考えてみましょう。
■間取りが暮らしの質を左右する
そして欠かせないポイントが、間取りです。リビング・ダイニングをゆったりとりたい、洗濯やキッチンなど家事ラクが実現できる動線にしたい、ご両親や泊まりにきた時のために和室が必要、小さくとも趣味に没頭できるスペースがほしいなど、理想の間取りは千差万別。
特に、悩ましいのが子ども部屋です。お子さんが小さいうちは個室はいらないものですが、男女のお子さんならば、成長すると2部屋分、設けなければなりません。
また失敗しがちなのが収納です。家全体の面積において収納が占める割合を「収納率」と言いますが、理想とされる収納率は12%以上。しかしたいていの家の収納率は半分程度の6〜7%にとどまっており、物が納まりきらないというデータも出ています。
一戸建てを購入する際は、費用面など迷うことが多く、とかく細かいことまで気が回らないものです。実際に暮らし始めて、こうすればよかったと気づく点も多いので、一戸建てを購入する際は、暮らしに対する適切なアドバイスができる工務店や住宅会社をパートナーに選ぶことをおすすめします。
大平工業では湘南エリアを拠点に、お客さまの暮らし方に合わせたきめ細やかな住まいの提案を行っております。子育て世代に限らず、シニア世代で新築をお考えのお客さまからもご好評をいただいております。家づくりをお考えの方は、お気軽にご相談ください。