ZEH、BELS、長期優良住宅、結局何が違う?

皆さんこんにちは。神奈川県藤沢市を拠点に、湘南エリア(藤沢、茅ヶ崎、鎌倉、逗子、葉山)、横浜、小田原で新築住宅やリフォームを手がけている大平工業です。


注文住宅を建てようと調べ始めると、ZEHやBELS、長期優良住宅といった言葉が頻繁に出てきて、実際に何が違うのかわかりにくいところ。今回はこれらの違いについて紹介していきます。



■ZEH=年間消費エネルギーゼロの家



ZEH(ゼッチ)については以前にもブログで紹介していますが(https://taihei-u110.com/blog/magazine/128849)、「Net Zero Energy House」の頭文字をとったもの。断熱性能や省エネ性能に注目した、3つのキーワードを満たした住宅を意味します。


その3つのキーワードとは「消費エネルギー」「創エネ」「省エネ」で、ZEHとはこの3つのエネルギーの足し算・引き算をした結果がゼロ以下になったものと考えるとよいでしょう。


「省エネ」は、断熱性能をアップしたり、効率のよい冷暖房・換気・給湯・照明を使って実現します。「創エネ」は太陽光発電などによって自然の力を利用して自宅でエネルギーをつくること。

そして「消費エネルギー」-(「省エネ」+「創エネ」)=年間消費エネルギーゼロ以下という図式が、ZEHのめざすところです。


ZEHは設備の導入など初期費用がかかりますが、実現すれば家が快適になりますし、補助金制度も充実しています。また「ZEH+」「ZEH+R」といったより高いレベルを満たせば、補助金額もアップします。



■BELS=省エネ性能の評価制度



BELS(ベルス)とは「Building-Housing Energy-efficiency Labeling System」の頭文字をとったもの。断熱性能とエネルギー消費量をもとに省エネ性能を評価・表示する制度です。


BELSは、省エネ性能が5段階の星の数で表示されており、星の数が多いほど省エネ性能が高いことを意味します。したがって専門知識がなくても省エネ性、ひいては家の燃費がわかりやすいのがメリット。またZEHの補助金をもらう際にもBELSの評価を活用できます。



■長期優良住宅=長く良好な状態で住める家



長期優良住宅は、平成21年に施行されて比較的歴史が長いため、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

以前のブログでも紹介していますが(https://taihei-u110.com/blog/magazine/132182)、長期優良住宅は長く快適に暮らせる住宅のことで、「長期優良住宅認定制度」の基準をクリアした住宅を意味します。


その基準は9つあり、バリアフリー性/間取りなどの可変性/耐震性(耐震等級2以上)/省エネルギー性/劣化対策/住戸面積(1戸建75㎡以上)/居住環境(景観や地域の居住環境の維持・向上)/維持保全計画(定期的な点検や補修)/維持管理・更新の容易性……などが該当します。


長期優良住宅のメリットは、この基準を実践すると、長期にわたり良好な状態で住み続けられるのはもちろん、住宅ローンが控除されたり、不動産取得税の控除額がアップしたり、固定資産税の減額資産措置が延長されるといった、お金の面での優遇措置。


住宅ローンの定番「フラット35」では、さらに低金利を適用できる「フラット35S」というプランがありますが、長期優良住宅ならこの「フラット35S」の利用も可能です。



■それぞれの違いを理解してライフプランにあった住まいを


もちろんZEH住宅でも、「フラット35S」の条件を満たすことが可能。また最近ではメガバンクが、ZEH住宅に対して住宅ローンの金利を下げる優遇制度を設けたというニュースも発表されました。


ともあれ以上をまとめると、ZEHと長期優良住宅は住宅性能の基準で、ZEHはエネルギーに特化したもの、長期優良住宅はより幅広い評価基準を設定したもの(ただし断熱性能に関してはZEHよりも低い基準でクリアできます)。BELSは省エネの評価制度……という違いがあります。


藤沢市辻堂に拠点を構える大平工業では、今回ご紹介したZEH、BELS、長期優良住宅のような高性能・省エネ住宅や、「Arie」や「HUCK BASE」をはじめとするライフスタイルに合ったデザイン性の高い住まいをご提案いたします。新築のみならず自然素材を使ったリフォームにも対応しておりますので、まずは資料請求などをはじめ、お気軽にご相談ください。


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