漆喰をつかった自然素材の家。その特徴とメリットを紹介


マイホームはやっぱり、長く快適に暮らせるのが1番です。家の快適さを決めるポイントはいくつもありますが、床や壁の素材は特に重要なため、こだわって選んでいる方も多いでしょう。さまざまな素材の中でも、機能性はもちろんデザイン性にも優れ、近年人気が高まっているのが「漆喰(しっくい)」です。今回は、漆喰の特徴や使用するメリットを紹介します。



■漆喰は古くから使われてきた伝統的な建材


漆喰は、消石灰(水酸化カルシウム)に水、麻、藁、海藻糊などを加えて練り上げた建築材料です。世界各地で古くから使われてきた歴史があり、最も古いものでは約5000年前のエジプトのピラミッドに使われていたことがわかっています。日本でも、1300年前の古墳に使われていた他、多くの城郭建築や神社仏閣、蔵などに用いられてきました。


漆喰の大きな特徴は、練り込む材料によってさまざまな気候・環境・用途に対応できることです。たとえば、雨の多い地域では防水のために鯨油や魚油を混ぜ、中塗りに使う時には川砂を混ぜる場合があります。それ自体で壁を作るわけではなく、壁を保護するための上塗り材として使うのが基本です。日本では、大きく分けて5種類の漆喰が使われています。




■漆喰を利用するメリット


かつての漆喰は高級建材であり、富の象徴でした。しかし、やがて近代的な建材に取って代わられるようになり、使用される機会は減少していったのです。ところが近年になると、その優れた性能が再評価され、好んで使う方も見られるようになりました。漆喰の主なメリットを挙げてみましょう。


1:抗菌・消臭効果がある

2:シックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドを含まない

3:耐久性が高く長持ちする

4:燃えにくいので火災に強い


このように、家の快適性を高める数々のメリットがあることがわかります。もちろん、自然素材特有の温かみや、コテの跡をあえて残した独特の模様も大きな魅力です。従来は白が基本でしたが、近年ではさまざまなカラーバリエーションが登場し、より多くの場面で使用できるようになりました。



最近は、日本の伝統文化に注目が集まっていることもあり、漆喰に興味を持つ方も増えていると思われます。ご自宅のリフォームの際には、多くのメリットを持つ漆喰の活用を、ぜひ検討してみてください。


■暮らす人はもちろん、環境にも優しい家づくり

神奈川県藤沢市の大平工業株式会社は、自然素材にこだわった家作りを行っています。漆喰や無垢材など、好きな自然素材を好きなだけ使えるのが標準仕様です。安全で快適なお住まいを作りたいお客様は、お気軽にご相談ください。